「栗原トマト」は千葉で「ポンデローザ」から改良された大玉品種です。
まだ露地でトマトを作るのが普通だった頃の古い品種なので、とても作り易いです。
最近は殆ど見なくなった品種ですが、育成地の千葉では復活の兆しもあるそうです。
草勢はあまり強すぎず、落ち着いた生育をします。
実もやや遅めに付き始める感じもありますが、結果は良く、肥大しすぎず安定しています。
味はやはりポンデローザ系ですから、昭和の懐かしいトマトの味です。
酸味の効いたトマトらしい味がします。
元々ややおとなし目の品種ですので、無肥料栽培では華奢に育ちますが、実はやや小玉となるものの良く付いてくれます。
全体的に扱いやすく中庸の魅力のあるお勧めの品種です。
採種年月 2021年9月
栽培条件 標準的な畑地で無施肥栽培しました。
不耕起、無除草、無施肥、化学物質等一切使用していない自然のタネです。
発芽率 70%以上(2022年2月26日現在)