「ネグリト・マンドゥビ(Negrito Manduve)」は可愛らしい小粒の黒ピーナッツです。
殆どが2粒莢で、アメリカのマンガに描かれたピーナッツみたいな可愛い莢です。
豆はダイズ粒より一回り以上小さいサイズで、ピーナッツとしては普通の半分くらい。
百粒重は40g前後です。(一般の日本の落花生は80g前後です。)
横長にはならずコロッとした丸っこい型です。
株元だけにコチャコチャと固まって小さな莢がたくさん付きます。
豆の色は真っ黒ではなく褐色がかった濃紫色で幾分濃淡があります。
来歴ははっきりしませんがパラグアイから1946年にアメリカ農務省が収集したモノが元になっているようです。
栽培は普通のピーナッツと同じで、日当たり水はけが良ければ特に気を付ける事もなく、痩せ地でもよく出来ます。
約120~140日で収穫出来、特に早くも遅くもない感じです。
小粒ですからそれなりに収量は少ないのですが、茎葉が立ち気味で密植が出来ますので、株数で稼げばソコソコ穫れます。
株全体も小型ですので、30x30cmくらいに植えても大丈夫だと思います。
豆質は柔らかく、マカダミアナッツにも似た深い甘みと濃厚な脂分があり、渋味はほとんどなくピーナッツのイメージが一変する独特の美味しさです。
採種年月 2021年10月