「ホワイト・バレンシア」は表面の薄皮が白いピーナッツです。
アルゼンチン発祥の品種と言われていますが、南アフリカの品種と言う情報もあります。
日本ではあまり栽培されていない「バレンシア・タイプ」です。
日本で栽培されている「バージニア・タイプ」よりは小粒で草姿もコンパクトです。
1莢に2、3粒入るコンパクトにまとまった品種です。
百粒重は50g前後です。(一般の日本の落花生は80g前後です。)
バレンシア・タイプは、甘みが強く、炒り豆や茹でて食べられる事が多いようです。
特にこの「ホワイト・バレンシア」は、薄皮に渋みが無く、見た目の感じそのままで甘いけれどアッサリした味わいです。
渋みやアクがないので、口当たり、後口が良くカラッとした感じです。
薄皮の渋みが他の素材の味を邪魔する様な料理では、この品種が使い易いと思います。
濃厚で粘りのある味わいの「ネグリト・マンドゥビ」と上手く使い分けて、焼き菓子なんかに使うと色々味の組み合わせが楽しめそうです。
栽培は容易で、日当たり、水はけが良ければ特に注意する事もありません。
草姿がコンパクトなので、やや密植気味でも良いと思います。