「屏東(ピントン)ナス」は台湾南西部の在来種です。
有名なのはPingtung Long(ピントンロング)と呼ばれる長ナスなのですが、今回入手したモノはあまり長くありませんでしたので、「屏東ナス」とだけ表記しました。
日本の長ナスより少し細く長く明るい薄紫色が特徴です。
栽培は特に変わった所もなく、花付き、実付きとも良好でした。
播種期は温床で2〜4月、直播きは5月以降です。
台湾南西部産ですが、普通に日本ナスと同様に栽培できました。北日本ではいくらか差が出るかも知れません。
発芽適温は25~30℃と高めですので、早播きでは温床などで温度を確保して下さい。
ナス、トマト、ピーマンなどナス科野菜との連作は避けて下さい。
中国のナスですから、やはり麻婆茄子などの炒め物に向いています。
栽培条件 やや乾き気味の痩せ地の畑で少なめの鶏糞で育てました。
採種年月 2021年9月
発芽率 85%以上(2022年2月28日現在)