胚芽が通常の3、4倍の大きさとなる「コシヒカリ」の巨大胚芽突然変異種です。
巨大胚芽米は「GABA(γ-アミノ酪酸)」などの有効成分を多く含んでいると言われています。
胚芽部分に有効成分がありますので、玄米でお召し上がりいただく事をお勧めします。
胚芽が大きいので精米時に取れ易いかと思いましたが、意外と普通のお米より脱落しにくく、また「コシヒカリ」系と言う事でヌカ層が硬いのではないかとも思いましたが、玄米で炊飯してもあまり硬さを感じず食べ易い印象でした。
草姿は親品種の「コシヒカリ」に近いのですが若干華奢な感じがします。
本園2021年の栽培では、播種6月1日、田植え 6月25日、出穂 8月29日前後、収穫 9月25日でした。
播種または田植えをもう2週間~20日早めた方が良さそうでしたが、地域によっても異なりますので、概ねコシヒカリの栽培日程に準じていただければよろしいかと思います。
胚芽が大きいせいか「コシヒカリ」よりやや穂発芽し易い様ですので刈り遅れにはご注意ください。
私は感じませんでしたが耐倒伏性も「コシヒカリ」よりやや弱いと言う情報もありますので、無肥料あるいは少肥栽培が良いと思います。
他の種子も全てそうですが、収穫物の販売を想定しての品質、形質の管理は行っておりませんので、家庭菜園、自給栽培に限ってのご利用でお願いいたします。
営利栽培でのご利用はご遠慮ください。
採種年月 2021年10月
栽培条件 普通の肥沃度の採種田で無施肥栽培しました。
不耕起、無除草、無施肥、化学物質等一切使用していない自然のタネです。
いもち病防除には「石灰」を用いました。
発芽率 80%以上(2022年 2月現在)
種籾は鶏卵が浮くくらいの強めの比重選を行って厳選済みです。